テーマ | 若者の生活世界の構想 |
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著書・論文 | |
研究課題等 | 『若者からはじまる民主主義-スウェーデンの若者政策』(単著) 萌文社 2021 年 |
「高まる社会参加の意識 発揮できない影響力 ―日本の若者は「自分本位」なのか―」,高校生の社会参加に関する意識調査報告書 : 日米中韓国の比較, 2021 年 国立青少年教育振興機構 | |
【研究課題】 | |
若者の社会参画について、ヨーロッパ(特にスウェーデン)の若者政策、ユースワーク、北欧の教育、民主主義の視点から研究。 | |
キーワード | 若者、生活世界、民主主義、公共圏、ユースカルチャー、ユースワーク、若者支援、青少年教育 |
概 要 | |
18 世紀のヨーロッパのカフェやパブは、異なる階層の人々が議論して生活世界を構成する「公共圏」となっていました。しかし、その後、技術の発達によってテレビなどのマスメディアが登場したことや、資本主義の高度化により、「システム」が公共圏を侵食していくようになりました。公共性を持った空間が少なくなり、人々の関心は自分の身の回りの人間関係や感情などの私的な領域に向くようになっていきました。その結果、若い世代もふくめ、人々の政治への関心は下がり、消費的行動が盛んになり、人と人とのつながりが希薄になり、余暇が減り、教育も成長や効率を目指す社会となっていきました。このような趨勢は後期近代に突入した日本社会でも例外ではありません。 | |
そのような時代の中で、私たちはどのように生き、世界と向き合っていけばよいのでしょうか。システムによる植民地化によって、私たちの「生活世界」は無くなってしまったのでしょうか。私たちの「生活世界」を再び構想することはできないか─。 |
このゼミでは以上の問題意識に基づいて「若者の生活世界の構想」を主要テーマにします。
3 年時 ゼミ生同士でそれぞれの興味・関心に基づいてやりたいことを出し合って、グループをつくり、計画を立てて実行します。ゼミの時間は、進捗を共有する時間とします。卒論で書きたい・表現したいことも同時に準備していきます。
4 年時 ・自らの興味・関心・問題意識に沿って、問いを立て、深め、自分なりの答えを出すことを目的に卒業論文を執筆します。卒業論文は、アカデミックな作法を守りながら論理的に表現できることを目標にします。 ・ゼミ生は 2~3 人でペアになり、卒論の進捗状況を共有し、お互いの論文にコメントをしながら進めていきます。 そのさいに担当教員もコメントをします。コメントをもとに推敲を繰り返して卒論を完成させます。 | | 参考書 | 印南敦史『遅読家のための読書術』ダイヤモンド社 田中泰延『読みたいことを、書けばいい。』ダイヤモンド社 苅谷剛彦、石澤麻『教え学ぶ技術』筑摩書房 上野千鶴子『情報生産者になる』ちくま新書 翻訳者:大野舞『エマニュエル・トッドの思考地図』筑摩書房 |